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★ 平成17年度事業計画 ★ |
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今年度の重点実施事項 〜職員の強化〜 |
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さつき会は17年5月で設立9年を迎えます。10年という大きな節目も目の前です。その10年目を迎えるに当り、今年一年は飛躍のための充電期間に当てたいと思います。本年度のテーマは「職員の強化」です。利用者中心の時代になぜ職員か。もちろん中心は利用者です。「利用者中心」と今更掲げなくても誰しも考えている事です。ですが、支援をするのは職員であり、職員の質の向上が結局サービスの質の向上につながるわけです。そいうったことから以下の大きな計画を立てました。
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T.組織の再編
さつき会は、玄海はまゆう学園(以下学園)の設立後、「はまゆうワークセンター」(以下ワーク)、「げんきっこくらぶほっぷ」(以下ほっぷ)という順に規模を拡大してきました。これからもニーズの多様化と増大に伴いさらに規模を広げていく事と思われます。そのなかで、そろそろ設立当初の組織体制では対応できなくなってきています。そこで組織体制を大きく分けて二つの点から見直そうと考えています
◆命令伝達系統の見直し
もともと小さな組織で、全ての上司(施設長・係長・主任など)が全ての現場を把握できていたため、命令・伝達の仕組みが発達していません。再度見直しが必要です。またワーク、ほっぷができた後の事業所間の伝達も不備が多く見られます。そういった混乱している命令伝達系統を今年度は組み替えます。今年度着手するに当って今の職員体制や組織の大きさからすると回りくどいと思われる場合もあるとは思いますが、大きな組織になったときにも対応できる命令伝達組織の構築を目指します。
また事業所間の伝達にはE-mailを有効に活用できるよう準備を始めました。メールは以下のメリットがあります。
・低価格である
現在さつき会では独自ドメイン(hamayuu.jp)をとり、メールアドレス10個とホームページ
を月額5000円ほどで維持しています。何度メールを送ろうとも料金は加算されず、電話や
ファックスに比べて低価格です。
・伝達の記録が残る
口頭での伝達では「言った言わない」という不毛な論争になりがちです。けれどもメール
であれば送った内容は相当な長時間(パソコンが壊れるまで)保存できるため、行き違い
が減ります。
・受ける側の手をとらない
電話は相手がどんな状態にいても強制的に受けることを要求されます。ところがメールだ
と手が空いたときに見ればいいので、受け手の業務の効率を低下させません。
もちろん電話のほうが便利な場合、ファックスのほうがいい場合もあるのでその辺のツールを有効に活用し、伝達の強化を図ります。
◆職務分担の見直し
職員によって仕事の分担に偏りが多く見られます。できる職員に仕事を回すのではなく、仕事ができるようになるために分担を決め、仕事を割り振り分けていく必要があります。現在新人職員の教育を始めており、配属が決まった段階で仕事の分担を行う予定です。5月ごろを考えています。
U.職員のモチベーションの向上
従来のさつき会の組織形態が結果的に「職員の意図が上がってこない指示命令」で成り立っていたという反省点があります。その名残で、自ら起案をしないような職場になっています。もちろん起案書はありますが、それらの多くは昨年のものを踏襲した内容になっています。
利用者の状態は刻一刻と変わっていくので支援の変更は必要となります。そして本来そこに一番気がつくのは担当職員のはずです。職員の意見から支援方法の変更や、改善案などが出てくることが望ましいと考えられます。積極的に意見をくみ上げより良い施設作りに生かすべきです。
また、自ら考え、行動することで責任とやりがいが生まれると思います。自分がやろうと思ってやって失敗するのと、押し付けでやらされて失敗するのでは気持ちは全く違います。自分でやろうと考えていれば工夫もするし、やり遂げたときの達成感が違うと思います。
V.新人の育成
今年度4月1日付でさつき会で多数の新人職員を雇用しました。現状としてさつき会職員の定着率は低く、新人の育成と定着が重要課題となっています。今年度は新人育成に力を注ぎます。
これまでは新人研修が不十分なまま、現場での体験だけでなんとなく仕事を覚えるスタイルでした。けれどもそれでは限界があることを感じ、今年度よりOJT(On
the Job Training)を採用しました。各新人に先輩職員をつけ、現場で仕事を教えさせます。4月末まで習った内容は新人が日誌に記録し、毎週の研修報告会に臨みます。このやり方では以下のメリットがあります。
・新人が習った内容を復習できる。
・他の先輩職員が、教えた内容を把握でき、職員によって教える内容に違いがないか
チェックできる。
・業務の細かい内容が確認でき、マニュアル作成に役立つ
W.業務手順のみなおし 〜マニュアル作成〜
サービスの質向上のために業務マニュアルの大幅な見直しを考えています。現状のマニュアルは職員が気をつけることのみに言及し、その業務の効率化や利用者の安全性についてまでは深く追求していません。そこを補強していこうと考えています。マニュアルというとなにかファストフード店のように画一化したサービスの提供を連想しがちですが、そうではありません。マニュアルの目的は業務を高いレベルで標準化することです。
当然利用者はそれぞれ状況が異なり、利用者の数だけ違った支援が必要となるでしょうし、場面によってそれが異なる場合もあります。そういったことを踏まえ、基本動作は業務マニュアルにそい、後は臨機応変に工夫・対応していこうというものです。そのうえで「むり」「むだ」「むら」をなくし、業務の効率を向上させるという方面からサービスの質の向上を目指します。
また、職員の定着率の悪さからも書類の引継ぎが頻繁です。短期的で正確に内容を引継ぐと言う観点からも業務マニュアルは価値あるものと思います。
そして利用価値の高いものにするために、マニュアルの更新を簡素化します。終礼や会議で話し合いをして出た、留意点や変更点をその都度マニュアルに書き込んでいきます。電子媒体ですので書き加えや消去などは容易です。更新したものをプリントアウトし、皆が普段目に付くところに設置し、使えるマニュアルにしていきたいと思います。目的を要約すると以下の通りです。
・業務の再確認と合理化
業務に慣れてくると時間とともに今度は意識せずに仕事をするようになります。そういっ
たときに起こる不適合・作業ミス防止のため、職員自らが確認を兼ねてマニュアルを作成
します。また、それらを会議で討議する事で、業務の合理化を図るとともに情報の共有化
を図ります。
・業務の標準化
標準化は創意工夫をなくすためのものではありません。考えないでいい事は考えなように
します。例えば独創的で芸術的な日誌を書いても時間がかかるうえに見る人が見にくいも
のになります。だから、書式と書き方は一定にし、そのなかで創意工夫を凝らすようにし
ます。また、そのことによりサービスの質の偏りをなくすことができます。
・手順遵守の継続
職員自らが責任を持ち業務の洗い出しをすることで、その手順書を形骸化させないように
します。また、それぞれの業務手順の意味を理解する事で、手順を遵守するようにします。
また、定期的に手順書を見直すようにします。
X.就業規則の改定
職員が自分の勤務体制を理解していないことから起こる混乱を未然に防ぐため、今年度は就業規則を改定すると共に、職員に対する周知徹底に努めます。
職員が働きやすい職場を作り、職員が人間として成長していってもらう。それと同時に利用者に対する支援の質が向上する。そうするとまた職員はやりがいを得る・・。全ては一連のよい連鎖を続け、利用者も職員も成長していけばいいと思います。
Y.げんきっこくらぶほっぷをさつき会に正式に組み込みます。
宗像市の事業をさつき会が受託する形で事業を行ってきていましたが、現在のところ、定款には加えられていません。今年度から書類上も正式にさつき会が受託・運営する事になります。
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玄海はまゆう学園 |
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T.支援の基本方針
◆QOLの向上を目的としたケアプランを作成し、個々に処遇目標を設定します。ケアプランを作成するにあたって、利用者・家族の意向を把握・実現するため、年1回面談を行い、計画したサービス内容を明確化し、利用者・家族の理解を求めます。また意思がわかりづらい利用者に関しては「声なき声」の掘り起こしに努め、常に利用者の心身の成長や安定につながるよう努めます。そのケアプランを用いて支援員会議・職員会議などを通して職員間で情報を共有し、チームケアがうまく機能するようにします。利用契約時にはケアプランの内容を提示しサービス内容とともに納得して利用してもらえるようにします
◆一人一人が能力を十分発揮し、自ら主体性を持って活動できるようにするために、ADLの力、コミュニケーション能力、知的能力、適応力、生活を楽しむ力をつけるサービスを提供します。
◆利用者同士はもちろん、職員やボランティアの人達と共に助け合い、支え合っていけるように、それぞれを認め合える人間を育てます。
◆家庭との連携をうまくとりながらサービスを提供します。
◆地域に出て社会生活をしていけるように、地域の人との交流を行うと共に自ら判断し、選択的に生活していく力を身に付けるサービスをおこないます。
◆生活のうるおいを持たせるために、物的環境整備と共に人的環境整備を整えます。仲間や職員のかもしだす雰囲気をよくすることが、生活の精神的豊かさにつながっていくと考えています。
U.今年度の活動方針
(1)作業支援より生活支援と療育
今年度は生活支援や療育活動に力を入れます。現在の利用者の状況を見るに、作業する姿勢作りよりも先に生活上のトレーニングが必要と思われます。ポイントは以下の通りです。
◆挨拶
来客時に挨拶ができず、動けなくなっている利用者が多く見受けられるので挨拶ができるように支援します。
◆整理・整頓・掃除
居室の整理や掃除が行き届いていない方が多いのでそれができるように支援していきます。また作業の中で食堂掃除やお風呂掃除を入れていき、意識付けも高めます。
◆身だしなみ
歯磨き、入浴、洗面などができていない利用者が多いので重点的に支援します。
◆体力づくり
体力や気力がなく、作業に向かえないと言う事がないように、基礎的な力を養います。特に重度者の療育においては体力づくりを積極的に取り入れます。
*もちろん今年も作業は行いますが、時間の配分的に生活支援・療育を優先するという事です。
(2)日中活動と夜間・休日とを分けて考える
通常、社会では労働時間は勤勉であっても、家庭に帰ればゆったりするものです。そこで、作業を行うときと作業以外のくつろぐ時間とをはっきり区別し、メリハリをつけるようにします。24時間同じ場所にいるからこそ工夫が必要であると考えています。
(3)作業の雰囲気作り
作業に関して、利用者の能力・生産性を充分考慮にいれて、どうしたら利用者が作業できるようになるか職員が工夫して、無理なく楽しんで作業時間を過ごせるように雰囲気づくりを行っていきます。
◆働くことを楽しむ力づくり
・何をつくり、つくりたいかという「目的意識」
・製作、創作、企画の「見通し」「計画性」
・道具を使う「技術、技能」
・健康、姿勢、体力の「身体の個性」
・集中力や意欲などの「持続的意志」
・「集団連帯性」「社会性」
(4)地域で違和感なく活動ができるようになる事を目指す
地域の中で違和感なく生活できるようになる事を目指します。そのために、「障害があるから・・・」というふうにあきらめるのではなく、地域生活を営む上でのマナー、常識等は徹底的に覚えてもらいます。
(5)地球環境の意識
省エネのために電気、水道、ペーパー、暖房、エアコン、灯油などの節約をしてもらいます。太陽光発電の活動も続けます → おひさま発電の項(p11)も参照してください。
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V.利用者状況
(1)全体状況
◆ 年齢別 平成17年3月31日現在
年齢
性別
|
16
〜
17
|
18
〜
19
|
20〜
24
|
25〜
29
|
30
〜34
|
35
〜
39
|
40
〜
44
|
45
〜
49
|
50
以上
|
計
|
|
|
平均年齢
|
男
|
0
|
0
|
6
|
5
|
7
|
2
|
0
|
1
|
3
|
24
|
男
|
30.1
|
女
|
0
|
0
|
0
|
2
|
0
|
3
|
0
|
0
|
1
|
6
|
女
|
29.8
|
計
|
0
|
0
|
6
|
7
|
7
|
5
|
0
|
1
|
4
|
30
|
全
|
30.0
|
◆ 知能(IQ)別
療育手帳
|
最重度A1
|
重度A2
|
中度B1
|
軽度B2
|
合計
|
1〜19
|
20〜35
|
36〜49
|
50〜69
|
|
男
|
10
|
9
|
3
|
2
|
24
|
女
|
1
|
2
|
3
|
0
|
6
|
計
|
11
|
11
|
6
|
2
|
30
|
◆ 関係機関
機関
|
男
|
女
|
合計
|
福津市福祉事務所
|
5
|
1
|
6
|
粕屋保健福祉環境事務所
|
2
|
0
|
2
|
宗像市福祉事務所
|
8
|
1
|
9
|
古賀市福祉事務所
|
1
|
0
|
1
|
福岡市中央福祉事務所
|
1
|
0
|
1
|
福岡市東福祉事務所
|
1
|
3
|
4
|
福岡市西福祉事務所
|
1
|
0
|
1
|
福岡市南福祉事務所
|
1
|
0
|
1
|
八幡東福祉事務所
|
1
|
1
|
2
|
八幡西福祉事務所
|
2
|
0
|
2
|
戸畑福祉事務所
|
1
|
0
|
1
|
計
|
24
|
6
|
30
|
◆ 症病別
病名
|
男
|
女
|
計
|
単純知的障害
|
9
|
2
|
11
|
てんかん発作
|
1
|
1
|
2
|
染色体異常
|
4
|
3
|
7
|
自閉症
|
5
|
0
|
5
|
精神障害
|
1
|
0
|
1
|
膀胱機能障害
|
1
|
0
|
1
|
気管支喘息
|
0
|
0
|
0
|
難聴
|
1
|
0
|
1
|
緑内障
|
1
|
0
|
1
|
糖尿病
|
1
|
0
|
1
|
計
|
24
|
6
|
30
|
|
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W.職員状況
(1)組織図
|
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(2)職員数
|
施設長
|
副施設長
|
事務長
|
主任支援員
|
支援員
|
栄養士
|
看護師
|
合計
|
人員
|
1
|
1
|
1
|
1
|
10
|
1
|
1
|
16
|
*事務長と栄養士ははまゆうワークセンターと兼務です
*給食は(株)九州医療食に業務委託しています。 |
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(3)研修
施設職員には、専門性が要求されており、それは、利用者支援の向上と共に地域の福祉の拠点としての施設の役割の向上にも結びつくものです。研修により、職員自身の資質向上と知識、技術の向上をはかります。
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(4)会議
会議名
|
出席者
|
備考
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職員会議
|
職員全員
|
行事計画、処遇検討等
|
ケース会議
|
支援員
|
指導に関すること
|
主任会議
|
施設長・事務長・主任
|
生活、作業に関すること
|
支援員会議
|
支援員
|
作業内容、製品開発等
|
給食会議
|
事務長・調理員・支援員
|
給食に関すること
|
保健会議
|
事務長・看護婦・支援員
|
健康管理に関すること
|
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X.生活支援
(基本的な考え方)
施設外の社会においても通用するような生活習慣、身辺の管理を目指します。情緒の安定のための配慮と個人にあったサービスを行います。挨拶・礼儀作法・言葉使い・規則を守る事などについても日々の生活の中で指導していきます。また、重度者に対しても食事・入浴・排泄などの介助と支援を行います。
(1)身辺自立支援
これらの訓練に関してはできるところまでは自分でやることが基本であると考えています。また、できないところは、できるようになるよう支援を行い、安易に代わりに支援員がその動作を行わないようにします。この項目に関しては、それぞれ各利用者に応じた個別支援計画に基づくところであるため、ここでは大まかに説明します。
◆入浴・着脱
利用者の意見を取り入れた時間・頻度を目指し、くつろぎの時間となるよう配慮します。また、入浴の自立(洗髪や洗体、着脱)を目標に、個々に合ったペースでの支援を行います。
◆ 洗面
毎日の歯磨きは必要に応じチェック表を作成し、常にきちんと実施できるようにします。また、消耗品(歯ブラシなど)のこまめな入れ替えや衛生管理に気をつけます。そして基本的な手洗いが身につくよう、作業後・園外から帰ってきた際はうがい手洗いをするよう支援します。
◆挨拶
園内、園外、外部者との関わりの全ての場面で、支援員が率先して行うことにより、利用者が社会のマナーとして自然と身につくようにします。
◆私物の管理
基本的には自己管理とし、責任能力を養います。私物の管理でトラブルがあった際にはそのトラブルを学習のための機会だと考え、支援員と一緒に解決し、次からの私物管理に生かしていくようにします。
◆女性の生理に関すること
集団生活として、異性への配慮を行うと共に、必要に応じ、生理用品の使い方の支援を行います。
◆身だしなみ
日頃より、必要に応じた声かけを行います。それに加え、定期的に衛生管理の時間を設け、ひげそり・爪切りなどの使用方法の説明、補助を行ないます。また、衣服や髪型なども、ただ清潔なだけではなく、よりおしゃれな格好をするように支援すると共に、保護者の皆さんにも協力を呼びかけます。
◆性
個々に合った支援を同性の支援員が行い、男女間のトラブルを起こさないよう努めます。
◆共用物の使用
園内の共用物は大切に使用するよう声かけを行い、私物化しないよう支援します。
◆整理整頓
定期的に日中の取り組みの中に居室整理を取り入れ、担当支援員が中心となって、個々にあった必要な支援を行うと共に、日頃より自ら整理整頓ができるよう助言します。
◆寝具・衣類・排泄ケア用品の管理
・利用者が毎日気持ちよく、快適な生活を送れるよう、寝具・排泄ケア用品の衛生面や室内の環境設定などの配慮をします。
・季節・気候に合わせた衣替え、衣類の補充を各担当が責任を持ち行います。
・身の回りの衣類の収納・整理整頓や、シーツ交換など自立への支援(定期的に個々に合わせ支援員が補助など)を行います。
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(2)医務・保健衛生
各入所者のさまざまな疾病を念頭において健康管理を考え気温、食事、身体的清潔面等を配慮します。また、高齢化に伴い各種疾病の合併や体力低下防止に努め、精神的・身体的に支援します。家族の情報と協力を求め、嘱託医、専門医と相談しながら、健康維持と疾病の予防にあたる様心がけます。
◆健康と生活環境について
|
至適温度
|
部 屋 別
|
至適温度
|
居 室
|
17〜19℃
|
作 業 室
|
7〜16℃
|
寝 室
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14〜16
|
娯 楽 室
|
17〜20
|
便 所
|
15
|
食 堂
|
17〜20
|
廊 下
|
10
|
|
|
冷暖房による、健康障害を防止する為、外気温との温度差を出来るだけ5℃以内に保つ様に注意します。また、衣類の調整を配慮し、人体(年齢、病気への抵抗力)環境(気候等)の健康に関する悪要因の除去に努めます。
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◆健康な生活について
・心と体のつながりや心の健康にきめ細かく観察し、異常の早期発見に努めます。日常生活の心構えとして、心の疲労を防ぐこと、気分の転換を図る事、そして対話を大切にすることに心がけます。その他、家族との話し合いのもとで、若戸病院の往診(第4水曜日)も利用することができます。
・睡眠の形を知り、深い睡眠が取れるよう個々人にあった方法を考えます。
◆食生活について
食物の必要量、栄養のバランスを重視し食欲をそそる工夫をしたり、楽しく食べられるような雰囲気作りをし、食生活を充実できるよう心がけます。
◆身体各部の衛生について
皮膚の働きを知り、定期入浴、必要時の足浴、シャワー浴、清拭などで、清潔に心がける。特に手洗いを励行し、用便後、食前、外出後は流水と石鹸で洗い流す習慣を身に付けるよう支援します。又、皮膚疾患のある方に対しては、舞の里皮膚クリニックの往診(4週毎水曜日)も利用して改善に努めます。
◆各医療関係との連携について
嘱託医の内科検診をはじめ、協力病院の専門指示を受けます。他の医療機関にて内服治療中の方はあおい薬局(院外処方等薬局)にて、当施設への配達サービスの協力を受けます。連携することで日常の生活の中から疾病の早期発見をし、早期治療にこぎつけることが出来る様に、システムの充実化が計っています。
◆排泄について
排便に関しては規則正しい排便習慣を付け、十分に水分を摂り、野菜、果物を多く食べ、適度な運動をとるなどし、便秘防止に心がける。又、下痢に関しては、鮮度の落ちた物を食べない。冷たい飲み物を取り過ぎない。食欲に任せ食べ過ぎない。唾液は消化を助けるので、良く噛んで食べる習慣が身に付く様支援。排尿に関しては水分を十分に取り、排尿を我慢せず、保温を十分にするなど観察し年に2回の検尿検査を実施します。
(3)余暇支援
学園で生活していく上で、平日の夜間・土曜・日曜にはかなりの自由時間があります。この時間の使い方は社会生活を営む上で非常に大切になってくると思います。その余暇時間をいかに有効に使うかを以下の点に気をつけて支援していきます。
◆自発的に余暇を活用できる利用者には、より助長するように、それ以外の利用者には職員が働きかけ・興味づけを促し、楽しい時間を過ごすようにします。
◆土曜・日曜などの余暇活動を設定し、いろいろな経験を積み、活動の選択肢を増やしたいきます。
◆家庭に帰ってからの有効な時間もうまく使えるように利用者の好む活動、家庭でもできる活動を増やしていきます。
◆外出の機会を増やし、社会での楽しさ・厳しさ等の社会勉強をします。
Y.給食 (株)九州医療食
利用者にとって施設での毎日の生活において、給食は、一つの大きな楽しみでもあり健康管理の上でも重要な役割を果たしています。所員の日々の健康状態並びに嗜好を十分把握し、施設スタッフ並びに委託先との連携を密にし、細心の注意を払い給食事業を価値あるものとして進めていきます。
@献立作成にあたっては、栄養バランス、必要熱量の確保に留意し作成し実施します。
A利用者一人一人のニーズを積極的に取り入れ、個人対応を実施します。特に肥満、糖尿病、アレルギー体質者などに配慮して、特別食対応を行います。肥満対策は、カロリー計算だけではなく、調理法の工夫も行います。
B食材については、安全でより衛生的なものを厳選し用います.。
C四季折々の行事食を実施します。(クリスマス会等)
D常時設置しているリクエストボックスを活用し、利用者からの要望事項を反映させていきます。
E厨房内の衛生管理を徹底し調理業務を遂行します。
F毎月の給食委員会実施により、日々改善を図ります。
G検食を実施し、それを給食の質向上に生かします。
H 厨房職員の資質向上に努め、定期的に技術指導を行います。
以上の内容にて、実施しよりよい給食事業運営を心がけます。
Z.年間行事
年間を通して、利用者の希望をより多く取り入れた様々な行事を計画しました。
月
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行事内容
|
月
|
行事内容
|
4
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花見
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10
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運動会
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5
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研修旅行
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11
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6
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12
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7
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プール開き
|
1
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初詣・どんと焼き
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8
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キャンプ
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2
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9
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バスハイク
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3
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奇数月;誕生会(プレゼント渡し)
利用者とより深い信頼関係を築くひとつの手段として、このほかにも小グループでの外出等を1ヶ月数回、適宜企画します。
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[.安全管理 / 設備整備 / 環境整備
(1)安全管理
◆安全への対策
利用者ひとりひとりが安心して生活できるように、職員が安全について十分に配慮します。
・職員に安全・防災の教育を実施し、施設内・作業場内の危険箇所の点検を定期的に行い、保守安全を確実に行います。そして危険箇所も可能な限り職員の配慮・工夫をもって、より安全となるような努力を怠らないようにします。
・機械・防災設備などの故障の場合は、必ず専門業者に委託し、職員といえども中途半端には触れないようにします。
・火気・可燃物の状態、保管管理、使用について万全を期する対応に心掛けます。
(2)避難訓練の実施
利用者の生命と施設財産を守るため、火災を始めとして様々な災害の防止に努めます。その一環として定期的に避難訓練を実施し、利用者が安全に避難できることと、職員が的確に誘導及び消火活動できるように準備します。年間4回行い(うち総合訓練は1回)利用者に防災の意識付けをするとともに、安全かつ迅速な避難誘導の確認を行えるようにします。定期的に学園の消防・消火器具の点検を行い、有事に備えます。その他、外部へ出て行き、消防・防災の知識を学ぶため、消防署などの社会見学にでかけるとともに、その場で消火訓練等を行いたいと思います。
(3)リスクマネジメント(事故防止と支援の質向上に対する取り組み)
・今年度作成する業務マニュアルを活用し、事故防止のための対策を洗い出します。また、その業務マニュアルに従い、業務上のミスによる事故を防止する。
・今年度から事故報告書、インシデントリポートを、責任追及型から対策指向型のものに変更します。そのことにより、同じ事故が再発しないように対策をとります。
・行ってきた支援内容等を記録として残し、情報の開示を必要に応じて行えるようにします。また、そのことで紛争を防止します。
(4)環境/設備整備
施設内を居心地良く、快適な状態で維持するため、生活環境や設備の整備を行います。日々の清掃はもちろん、週末を利用して定期的に清掃を行い、清潔な環境づくりを絶えず心掛けます。また、屋外においても花壇・プランターなどに花を植えて美しい環境づくりに努めます。
・毎月館内の安全と快適さの点検を行います。
・自治会をとおし利用者からの要望を取り入れていきます。
◆館内清掃
・利用者のカリキュラムの中での清掃では不十分なため、支援員により毎日の清掃を行い、館内をきれいに保つ。掃除は日直者が朝行うが、汚れが目立つ場所やゴミが落ちている時には、すみやかに処理をする。
・利用者の清掃も十分に行われていないので、支援プログラムの中での清掃活動を徹底して行う。
・床には落ちにくい汚れや、目に見えない汚れもあり、年に一度、4月末にワックスがけを行う。
・全館行うので、利用者の生活に支障の少ない長期帰省時に行う。
・1年の締めくくりに、新年を気持ちよく迎えるため、12月末に年末大掃除を行う。
・匂いが気になる場所には、利用者の安全を確保できる形で、消臭,芳香などをしていく。
\.その他
(1)ボランティア
・作業・行事・生活場面・余暇活動を通して、利用者に対する理解を得るようにします。
・継続的に活動可能なボランティアとの連携をとります。
・余暇活動の充実を目指し募集に当っては、利用者からの要望も取り入れます。
・介護体験生や実習生など学生を受け入れ、交流のきっかけとしたいと思います
◆3B体操
音楽に合わせ体を動かす楽しみを知り、体感することにより、リズム感・表現力を養います。3B(ボール、ベル、ベルダー)の道具を上手に使用出来る能力を持てるよう支援(道具の使い方の説明、楽しむ豊富な使用方法を伝える等)します。発表会の場を見つけ、目標を持ち取り組むことで、より充実した時間となるよう配慮します。ボランティアさんへ、音楽を通し利用者と関わってもらうことにより、利用者のことをもっと知ってもらうよう色々な会話を持ち、試みます。
◆音楽療法
・利用者の気分転換を図るとともに、皆で合唱・合奏することで協調性を養います。
・準備から片付けまでに関しては支援員が手出しすることなく、利用者同士が協力して行うようにします。
・音楽に合わせ体全体でリズムをとることにより、リズム感を高めます。また、決まっている音楽療法のメンバー以外にも参加したい利用者は参加し、“レクリエーション”という視点でとらえます。
・収穫祭でのハンドベル演奏の経験を活かし、演奏できる機会を増やします。また、ハンドベルだけでなく色々な楽器を使っての合奏を練習し少しでも多くの利用者が“人前で発表する”という経験ができることを目標とする
◆エアロビクス
クラブ活動の一環として取り組みます。利用者の自主性を取り入れたメンバー構成を行い、利用者が楽しんで参加できるよう、曲数を増やしたり、能力が伸びるような声かけ、快く参加できるような声かけを行います。ボランティアさんに気持ちよく参加してもらえるよう、環境設定等に配慮します。活動の場のセッティング(準備・片付け)を利用者のみで行うよう促すことにより自主性を養います。
◆読み聞かせ
◆シーツ交換ボランティア
◆カットボランティア
(2)自治会
・3ヶ月に一度定期開催します。その時々の利用者の気持ちを把握するため、軽度者を対象に、定期的に開会し、利用者の要望を学園生活やイベントに反映させます。
・自分の率直な意見を言える利用者が少ないので、利用者が意見をのべやすい環境をつくります。
・メンバー同士で「話し合い」が出来るようにコーディネイトしていきます。
・利用者間の問題発生時に臨時開催し、起こった問題に対して今後どうしていけばいいのかを皆でかんがえるようにします。利用者が協調性を持つこと、問題の再発防止を促します。
(3)写真・掲示板の活用
・園内の掲示板を、保護者や来客者に学園での生活の様子を伝えるために充実させます。
・玄関を入って一番に目に付く掲示板を“学園の顔”と考え、正面玄関は主に来客用として利用者の作業風景や余暇時間を過ごしている様子の写真を掲示し、利用者玄関には保護者に楽しんでもらうためにも行事ごとの写真を掲示します。
・職員が作る掲示板とは別に“利用者が作る掲示板”を設けます。そのために食堂横の掲示板は利用者がアイデアを出して作るようにし、利用者皆が楽しめるものに作り上げ、また連絡等があればそこへ掲示するようにします。
・さつき新聞作成と発刊
学園の新聞(広報)を2ヶ月に1回作成・発刊し、保護者に配布します。学園の現状報告と今後の活動内容を保護者に伝えることを目的とします。
(3)おひさま発電所
・毎月の発電量の集計をとり、ホームページに記載することで外部への学園を知ってもらうきっかけになるようピーアールを行います。
・環境問題に取り組むことで、日頃から節電・節水などの身近な取り組みへの興味を持つきっかけとなるよう活用します。
(4)保護者会事務局
学園・保護者会間の情報交換がスムーズに行えるよう連絡調整を行います。会長との連絡方法としてメールを使用します。連絡があった場合は、担当から事務所PC・上司へ発信する。保護者会開催時、会場のセッティングなどサポートを行います。保護者会・役員会に出席し、議事録を作成します。
(5)短期入所事業
研修生・実習生・短期入所の受け入を積極的に行います。
@実習生;養護学校の現場実習を通して、学園を進路選択肢のうちのひとつとして認識してもらいます。
A短期入所;ほっぷ・ワークセンターとも連絡調整を行い、できる限り受け入れます。ただし、入所者の処遇を最優先するため無理な受け入れはしなようにします。
B自宅を離れ、入所施設を体験することで、自立心・協調性を養います。
C利用者と同じ作業を体験し、作業能力を身に付けていきます。毎日、実習日誌を記入し、作業面・生活面の反省を行い、成長を促します。
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はまゆうワークセンター |
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T.支援の基本方針
◆「積極的な人間を養成する」
様々な活動に積極的に取り組めるようにします。
◆「主体性を持つ人間を養成する」
生活する中で直面する様々な選択の機会を自らの判断で行えるよう支援します。
◆「力のある人間を養成する」
無理はしないが、自分でできることがより多くなるよう支援する。また、できることの精度を極限まで高めます。
◆「社会性の高い人間を養成する」
地域での社会生活を営むにあたり必要となる人間関係の形成と維持が、より円滑に行えるよう支援します。また、日本の習慣や常識等も合わせて学んでもらい、一社会人として恥ずかしくないようなマナーを身に付けてもらいます。
◆「家庭との連携」
家庭との連携をうまくとりながら、施設と家庭の考えが大きくかけ離れないような形でサービスを提供します。
◆「学際的支援」
人は知的能力、社会経験、身体状況、年齢、運動能力などにおいて状況が大きく異なります。個々人の状態を考慮し、所員それぞれにあったサービスを提供していきます。そのために、経験や勘だけにたよらず、医学的、社会学的、心理学的、統計学的見地など、様々な分野から障害を捉え、学際的に支援を行います。さらに各界の専門家に情報提供や支援の協力を依頼します。
U.今年度の目標
(1)家庭との連携の強化
あらゆる媒体を利用し、家庭と情報の交換を行います。特に以下のときに連絡を密に取るようにします。
・所員の体調が悪化したとき、もしくはしそうなとき
・所員がけがをしたとき
・ワークセンターの時間割といった様々な状況が変わったとき
・何か日常とは異なる活動を行ったとき 等
(2)マニュアルの作成 今年の重点実施事項参照
(3)要望・苦情対応体制の整備
所員・保護者からの苦情を適正に対応できるようにします。具体案は以下の通りです
・要望・苦情受付投書箱の設置
・中央執行部(所員の自治会組織)を経由した苦情の受付
・要望や苦情、起案を出すように所員に意識付けを行う。
・電話・ファックスよる保護者からの苦情・要望受付窓口の明示と利用の習慣づけ。
・職員間での苦情受付の窓口の一本化と、情報共有のシステム作り 等
(4)技能の高度化
所員がさまざまな活動を通してより高度な技術を取得できるよう支援していきます。「出来るようになったからいい」ではなく「出来るようになったことに上乗せして何が出来るか」無限に挑戦していきます。またその技能をいかに授産収益に結び付けていくかを思案します。
(5)地域での生活と地域就労を目指し、地域交流と就労訓練を行う。
◆就労訓練
本年度もエコパーク宗像とノリタケ食器での現場実習を継続します。またその他多くの事業所での職場実習を目指します。そのために職場開拓の営業活動を活発に行うと共に、職場実習に耐えうる技術力、体力、精神力を所員の方々につけてもらいます。また、今年は県のジョブコーチ事業に所員1名を参加させます。
◆地域交流
・地元小中学校との交流
さらに濃密なものにします。これまでどおり小学校の交流や、宗像市内の中学校で実施されているわくわくワークの受け入れも率先して行います
・作業体験
大学生を招き、所員とともに作業をしてもらい、交流を図ります。その目的は
@所員を社会的に閉鎖した場にとどめないようにするため。
A人と触れ合う事を通じて、対人関係を良好に保つ事が出来るようにする。
B大学生を招く事ででさつき会の次世代の職員となる学生の発掘を行う。
・ボランティアを招く
特に近隣の住宅地から多くのボランティアを募り、作業を通じて付近住民と所員との交流を深めます。
・お庭番による交流
@庭をきれいにするという客観的成果によって、住民の皆さんの障害者に対する理解を進めてもらいます。
A住民の方と接する事で所員が地域に根付くきっかけを作ります。
・地域行事への参加
市町村や地元自治会等が主催する祭に積極的に参加して、交流を図ります。
・ワークセンター主催の祭の開催
地域の人に参加してもらい、ワークセンターのことを知ってもらうとともに、楽しんでもらいます。また、地域に存在する事業所に出店してもらい、交流を図ります。
(6)仕事に対する姿勢作り
◆目的意識
何のために作業をしているのかを明確にし、作業の動機付けを強化します。
◆計画性
むやみやたらに作業をするのではなく、目標を持ち、計画を立て、合理的に作業を行います。
◆技能
より高度な作業が行えるよう、各作業に要求される専門的技能を磨きます。
◆持続性
作業の時間中は作業に向かうという、けじめと持続力をつけます。
◆協調性
良好な人間関係と、よい協力関係を築くことができるようにします。
(7)職員の強化 *今年度の重点実施事項を参照
(8)サービス改善の仕組みづくり
支援費制度への移行をきっかけに、第三者評価だけに頼るのではなく、サービスの質の向上を目指し、自己評価の基準を強化します。また、利用者による評価をスムーズに受け入れるために、利用者による自治会運営を発展させます。自治会に関しては16年度同様所員による「起案書」を大切にし、起案書を考慮した企画を立てていきます。
(9)地球環境の意識
省エネのために電気、水道、紙、エアコンなどのこまめな使用制限に心がけます。また、ゴミを最小限に抑えるよう努力します。
(10)適切な支援計画
年に1回個別面談を行い、支援計画の見直しを行います。また、状況の変化には臨機応変に対応し、利用者の状態などが大きく変化した場合には即時面談を行い、対応します。支援方針を状況によって細かく変更できるように毎日の終礼で所員の状況について報告・討議を行います。
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V.所員状況
(1)全体状況
◆ 年齢別 平成16年3月31日現在
年齢
性別
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16
〜
17
|
18
〜
19
|
20〜
24
|
25〜
29
|
30〜34
|
35
〜
39
|
40
〜
44
|
45
〜
49
|
50
〜
59
|
60以上
|
計
|
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平均年齢
|
男
|
0
|
3
|
9
|
3
|
2
|
1
|
0
|
1
|
1
|
0
|
20
|
男
|
26.6
|
女
|
0
|
3
|
7
|
3
|
2
|
0
|
0
|
2
|
1
|
2
|
20
|
女
|
31.2
|
計
|
0
|
6
|
16
|
6
|
4
|
1
|
0
|
3
|
2
|
2
|
40
|
全
|
28.3
|
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◆ 所員住所別分布
市町村
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合計
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30
|
福津市
|
3
|
古賀市
|
2
|
鞍手郡若宮町
|
1
|
遠賀群遠賀町
|
1
|
|
1
|
遠賀群水巻町
|
1
|
|
1
|
計
|
40
|
◆ 受給者証区分分布
W.職員状況
(1)組織図
(2)職員数
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施設長
|
事務長
|
主任支援員
|
支援員
|
栄養士
|
事務員
|
計
|
人員
|
1
|
1
|
1
|
7
|
1
|
1
|
12
|
*事務長と栄養士ははまゆう学園と兼務です。
*給食は(株)九州医療食に委託しています。 平成17年3月31日現在
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(3)職員としてのあり方
◆所員を第一に考え、支援者としてより良いサービスができるように常に最善の努力をします。
◆マンネリ化しないように、常に新しいもの、より良いものを求めて、支援内容を高めていくように努めます。
◆施設としてではなく事業所としての意識を持ち、利潤を追求する事も忘れず、営業を行います。
◆所員の人権を尊重し、命令口調、子供扱いはしません。
◆職員一人一人が個々の能力、個性を十分に発揮し、連携のとれた活気ある職場にします。
◆社会性は挨拶から。職員が率先して挨拶をします。
◆ワークセンターが、いつも清潔でさわやかな環境を維持するために清掃、整理整頓、整備を行います。
◆職員の意志統一を図るため、報告・連絡・相談を徹底します。
◆何事にも職員同士で盛り上がらず、利用者を巻き込み、常に明るく楽しい環境づくりを心掛けます。
◆10分前出勤を心掛け、心にゆとりをもち、仕事の取りかかりを早くします。
◆今日できる仕事は、明日に延ばさないようにします。
◆利用者に対して出来ること出来ないこと、して良いこと悪いことを自覚してもらいます。
(4)研修
施設職員には、専門性が要求されており、それは、利用者支援の向上と共に地域の福祉の拠点としての施設の役割の向上にも結びつくものである。研修により、職員自身の資質向上と知識、技術の向上をはかります。
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(5)会議
会議名
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出席者
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備考
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職員会議
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職員全員
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行事計画、処遇検討等
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支援会議
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支援員
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支援内容に関すること
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給食会議
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施設長
(株)九州医療食
|
給食に関すること
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X.生活支援
(基本的な考え方)
自立的生活を営むことが出来るよう、以下のことを目指します。
日本の習慣の理解と会得をします。
社会生活に必要な生活能力の習得します。
集団生活における人間関係の和と協調性を向上させます。
(1)日常生活支援
所員が心身ともに健全で安心して生活できるように、情緒の安定のための配慮と個人にあったサービスを行います。利用者が日常生活においてより良い習慣を身に付ける為に、基本的生活習慣のさらなる向上を目指します。また、挨拶・礼儀作法・言葉づかい・規則を守ることなどについても日々の生活の中で指導していきます。
◆ 健康
衣服の調整や適度の休養など、自らで自らの健康を管理できるよう支援します。
◆ 共用物の使用
皆のものも自分のものと同様に大切に扱うようにします。
◆ 挨拶・掃除
いつ来客があっても挨拶ができるようにします。また、清掃を徹底して行い、ワークセンターだけではなく自宅でも清掃を行えるよう支援します。
◆ 私物の管理
紛失したり盗まれたりしないよう、上手に私物を管理してもらいます。また、共有スペースを私物で満たしたり、ロッカーの中を混沌とさせないように支援します。
◆ 身だしなみ
その場の雰囲気に合った服装ができるように支援していきます。
(2)社会的生活支援
所員にとっては、家庭は生活の基盤となるものであるため、常に家族とのつながりを深めていきます。また、地域との交流や外出などを通して、社会の一員としての自覚をもてるように支援していきます。そして、社会への自立に向け、地域の行事への参加・交通指導・買い物等の社会見学を多く取り入れていきます。
◆ 社会見学
普段接する機会がない事、または接していてもその裏側を見たことがない事等に接し、所員の経験や見識を深めることを目的とし、さまざまな企画を立てます。また、通常の余暇活動にも社会見学的要素を組み込んでいきます。この企画も所員企画を考慮したものにします。
◆ 公共の乗り物の利用訓練
公共交通機関を利用することが困難な方を対象に、バスや電車の乗り方を学習してもらいます。
◆ 他施設との交流
他の施設がどのような活動をしているかを知ることで自分たちの活動を見つめなおすことができます。さらに、新たな人間関係の構築も期待できます。
(3)保健・医務
作業能力が高まっても健康管理ができなければ作業は続きません。企業に就職したときも同様に仕事ができても体調を崩しやすければ解雇されてしまう恐れがあります。そういった事態が起きないよう、所員が自分自身で上手に健康管理ができるよう支援していかなければなりません。また、自分の体調を数値化したものがあれば健康管理をする際にも役に立ちます。そのため、体重・血圧測定・体力測定などは定期的に実施し、そのデータをもとに自ら健康管理の計画を立案・実行してもらいます。
◆ 具体的計画
歯科検診(年1回)・定期検診(年2回)・月1回の体力測定(体重・血圧)・視力検査を行います。また、体調管理ができるよう衣類調整、衛生管理の指導をしています。肥満傾向の方が多いので対策として、食事療法、運動を取り入れ継続して行っています。歯磨きチェックが自発的に行えるよう継続して行っていきます。
(4)余暇支援
余暇時間の使い方は社会生活を営む上で非常に大切になってくる。その余暇時間をいかに有効に使うかを以下の点に気をつけて支援する。
@自発的に余暇を活用できる所員には、より助長するように、それ以外の所員には職員が働きかけ・興味づけを促し、楽しい時間を過ごせるようにする。
Aクラブ活動や余暇活動を休日の活動に自ら生かせるように支援する。
B家庭に帰ってからの時間もうまく使えるように、免許取得のための学習の支援や、漢字等の一般的な学習の題材を提供する。
(3)中央執行部(所員の自治会組織)
昨年は仕事が忙しかった為、休止状態でしたが、今年は所員たちで、よりよいワークセンターを創っていけるよう活動を再開します。1年に1度、総長選挙を実施し、その後、各事業部ごとに、新しい事業部長を選出します。総長は所員の代表として、さまざまな行事や対外交流などで、挨拶やワークセンターの紹介をしてもらいます。事業部長も任期を1年とし、事業部担当職員の補佐や連絡・調整などをとってもらい事業部長として責任感を持ってもらいます。また定期的に中央執行部で話し合いの場を設けます。中央執行部での話し合いの内容はワークセンターの改善はもちろんのこと、各行事の起案・各事業部ごとの事業計画・報告など、所員たちで、よりよいワークセンターを創っていけるよう話し合いをし、所員が自発的に意見を出していけるような環境を作ることが狙いです。
◆クラブ活動
昨年は仕事が忙しかった為、休止状態でしたが、今年は、所員のストレス解消・気分転換や所員の新たな能力発見をかねて、定期的に美術・スポーツ・音楽等のクラブ活動を再開します。また、ボランティアの学生等を募集して、いっしょにクラブ活動をしてもらいます。そして、地域交流をかねて、近くの小・中学校の体育館を借りて、体育館を借りた小・中学生とクラブ活動やスポーツイベントを開催し、定期的に交流していきます。
Y.作業支援
(基本的な考え方)
労働は生活をするためにお金を稼ぐ手段であると共に、自己実現を通した生きがい活動としても重要な意味を持ちます。ワークセンターは作業を通じて自立や就労の訓練、生きがいの創出等を行います。よって、ワークセンターにおいて作業は、日課の中で多くの時間を費やすだけではなく、活動の核として位置づけています。
(目的)
作業を通して社会生活がより豊かなものとなるよう力を養うことを目的とします。特に忍耐力・集中力・持続力・協調性などを身に付けることは必要だと考えています。さらに、生産活動に携わり、ものを作る楽しさ・喜びを得ることにより作業意欲の向上を図ります。作業支援は、単に作業技術の習得や生産の合理化を目的とするだけでなく、社会への参加や自分の役割と責任感、人間関係の調整を図る場としても重要です。
(作業支援の意図)
・それぞれの役割・自主性・責任感を養い自立へとつなげます
・道具を使用し技能的に向上します。
・製品を作り、販売することにより、働くことの喜び・楽しさ・充実感を味わえます。
・労働の対価として給与を受け取ることで働くことに対する基本的な意義を再確認すると共に、働くことへの動機付けを行います。
・作業班内で協力し合って任務を達成することを通じ、協調性を養います。また、人と人とが協力することの重要性を実感します。
・作業をする中で労働と、お金を稼ぐのがいかに大変かを実感します。
・作業を1日続けることで持続的に仕事に取り組むことに慣れます。
(販売に関して)
現在、ワークセンター製品を販売している店舗は3ヶ所です。売り上げは安定していないのが現状です。売り上げを安定させるためには、質の良い製品、新製品の開発、在庫の確保等が重要となってきます。特に新製品に関しては、各お店の客層を把握し、それに合った品物を販売していきたいと思います。
◆木工部
・木工事業部では糸鋸、ベルトサンダ、彫刻刀などを使って、様々な製品を製作していきます。作業の中では、所員の自主性を尊重し、新しい作業にも、どんどんチャレンジしてもらい、意欲を持って作業に取り組める環境作りををしていきます。
・現在は主に、組み木、カスタネット、茶さじ、はし置き、スプーン、フォーク、バターナイフ、ペーパーナイフなどを作っていますが、個別の注文にも応じています。まずは「自分が欲しい、買いたい。」と思うような製品を作れる様に、技術の向上、新製品の開発を行っていきます。まずは木工の主力となる製品開発、製品の質を確保します。現在の段階では、施設で作っているから、買ってくれている部分が大きいと思われるので、そこからの脱却を図ります。
・他のまちの駅と連携し、まちの駅の看板作りができるようにします。
・林業組合、森林組合などと連携し、材木の仕入れを良くすると共に、技術的な面をサポートしてもらう。
◆軽作業部 (バーコード貼・傘釘)
軽作業事業部は主に三ツ星商事、イヨナガプレスからの下請け作業を行っています。以前は1月~3月と雨天を中心に行っていましたが、今年からは夏場に他の急ぎの仕事が入っていたとしても軽作業部に関しては、年間を通してある程度のペースを保ち納品をしていきたいと思っています。そして、軽作業事業部の所員には納期を守らなければいけないという責任感を持ってもらい、成長してもらいます。来年度からはさらに営業をし、他の下請けでも良いので作業が切れる事がなく毎日作業が行えるようにしていきたいと思っています。
◆さをり事業部(さをり・裂き織り・組みひも)
さをり織り事業部では、整径、デザイン、糸通し、巻き取り、織りの順で作業を行っています。現在では、初めから終わりまで一通りできるのは一人の所員だけです。その為、みなさんができるようになる事を今年の目標としています。また、目標が達成できた方から次のスッテプとして、ミシンを使っての製品作りを行いたいと考えています。一人一つのオリジナル商品を作ることが今年の目標です。
◆窯業部
窯業部では、お皿・コップ・小物・網皿・節句、干支の置物などを作っています。お皿のコウダイ作りの際、所員に道具の使い方を説明することで、所員が一人でお皿等を完成できるようになり、節句・干支の置物を作る際、所員にアイディアを出しこういう物を作ってほしいと伝えることで、自分で考えて作るようになりました。また、陶芸店などに行き、作品鑑賞を行いそのアイディアをもとに所員と支援員とで意見を出し合い新製品の開発を行っています。今年度の目標としては、ロクロが少ない為一日に作るお皿の数が限られてくるので、ロクロを使わなくてもよいお皿作りを行っていきます。また、絵付け・釉薬付けに関しては、現在学園で行っていますが、今後ワークでできるように環境を整えていきたい。消費者の要望に答えれるような、システムを作り、受注生産ができるようにしていく。販売場所の拡大。
◆食品加工部
食品加工部では、パウンドケーキ(紅茶・フルーツ)・マドレーヌ・バナナブレットフロランタン・ クッキーなどのお菓子と、ラッキョウ・なら漬けなどの漬物を作っています。作業内容としては、新鮮な卵を使うことで生地の膨らみをよくしています。また、作業室内の温度管理をきちんとしています。(室内が暑いと生地が溶ける。また、寒いと生地が硬くなってしまうため)所員に生地の作り方を覚えてもらい、作業を分担して生産量を増やしていきます。今年度の目標として、所員が、小麦粉・バターなどの分量をはかれるようになることを目指します。また、アクシスではお客さんに飽きられ、売り上げが落ちているので、市場で販売されている焼き菓子類をもとに新製品を考えていきます。販路の拡充のために、効果的な広告を作成し、新規の顧客を開拓します。
◆営業部 (パンフレット作成・ホームページ管理・チラシ作り・宣伝活動)
名刺の作成を行います。これまでどおり、市役所の名刺を中心にやっていきます。
◆農耕部 (畑作・お庭番・公園整備)
お庭番とは、一般家庭の庭を草取りすることです。昨年は主に宗像市、古賀市、東区の方面を中心に活動をしていました。17年度からは、今までに営業した事のない岡垣、遠賀、若宮、宮田方面などに進出し、少しでも多くの人にワークの事や、お庭番で所員がどれだけ出来るのかをアピールしていきたいと思っています。
一昨年の冬(11月〜)は、全くと言っていいほどお庭番の依頼がこなかったため昨年は【冬の大感謝セール】として30%OFFで行うと反響が良かったので17年度からもお客様の顧客データをしっかり集め昨年のお客さんと来年度集めたお客さんに30%OFFのはがきを送り来年度の冬もお庭番でワークセンターの中を活気付けたいと思います。また所員の育成を徹底させ、業務の能率化を図り、混雑時の営業をスムーズに行いたいと思います。
◆八朔
学園の横にある、みかん畑で、八朔と甘夏の生産を行っています。収穫の時期になると、選別、みがき、袋づめを所員総出で行っています。味の方も好評です。毎年、皆様に楽しみにして頂けるような、「はまゆうのはっさく」と「はまゆうのあまなつ」にしていきます。
◆リサイクル事業部
昨年に引き続き、くすの木園・緑ヶ丘学園と当番制でエコパーク宗像に出向し、資源ごみの手選別作業を行います。リサイクルメンバーの選出は、所員の作業能力・作業態度等を考慮し決めています。年々、リサイクルに行ける所員も増えてきていますが、まだ、リサイクルの行ったことがない所員が少しでも給料が上がるよう、これからも新しいメンバーを入れていくつもりです。
そして、今年は、所員がどの選別でもしっかりできるよう、エコパークのマニュアルをさらに詳しく、独自のマニュアルを作成し所員に徹底していきます。そのためにも、エコパークの職員との連絡調整をしっかりとり、作業内容が変わる度にマニュアルの改正を迅速にとり、所員も作業内容が変わっても、臨機応変に対応できるようワークセンターの日々の作業から、しっかり支援していきたいと思います。
また、エコパークでの作業支援だけではなく、昼食の弁当箱洗い・ユニフォームの着脱・保管なども徹底し、自宅でも自分のことは自分でできるよう生活支援していきます。また、エコパーク職員との交流もあり、所員が礼儀や社会性も身につくよう支援していきます。このような積み重ねが就労にもつながる為、今年は所員の作業能力を上げる為に臨機応変に対応できる柔軟さ・生活支援・社会性が身につくよう支援していきます。
◆ノリタケ食器
ノリタケ食器では、色々なお皿やコップに絵柄の転写シールや、裏印を貼る仕事を、行っています。手先の器用さが要求される難易度の非常に高い作業です。この作業をノリタケの従業員と同じ場所で行えるだけではなく、昼食・昼休みも一緒に動く事で、ノリタケ従業員と、所員との交流も図ることが出来ています。現在7名の所員で作業を行っていますが、全員が転写シール貼り、裏印貼りが自分で仕上げ点検まで行えるよう支援をし、個人目標数を設定し、達成できるよう頑張っています。将来はある程度の数が仕上げることが出来れば、就職させたいと思っています
Z.まちの駅
ワークセンターは今年度よりまちの駅としてスタートします。まちの駅とは既存のハードを用い、下の表のようなものを備え、休憩機能 案内機能 交流機能 連携機能を持つ施設のことです。この計画のねらいは、ワークセンターがただの知的障害者のための施設ではなく、そこに人が集まり、交流し、くつろいでいく場所にするということです。この計画は開設当初からあったのですが、当初はその余裕がなく、3年目にはいり軌道に乗ってきた今こそやろうと考えました。また、「まちの駅」というものが私たちのやりたいこととうまく合致していたので、「まちの駅ネットワーク福岡」に協力いただきまちの駅として活動をやっていくことになりました。
[.給食 学園の給食の項目を参照してください
\.行事
日々の生活に活気と潤いが持てるように、年間を通して、様々な行事を計画する。常に利用者が楽しむ行事にしていくと同時に、保護者・地域の人の参加を積極的に働きかけます。
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年間行事
月
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行事内容
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月
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行事内容
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4月
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ワークセンター祭
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10月
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通常行事
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5月
|
通常行事
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11月
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通常行事
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6月
|
通常行事
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12月
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クリスマス会
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7月
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ビール工場
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1月
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初詣 成人式
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8月
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キャンプ
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2月
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節分
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9月
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通常行事
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3月
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ひな祭り
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* 通常行事とはその時の作業の状態や気候、所員の要望などを考慮し、臨機応変に行事を企画し行うものです。
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].安全管理・環境/設備整備
(1)安全管理
◆ 安全への対策
所員ひとりひとりが安心して生活できるように、職員が安全について十分に配慮します。
・職員に安全・防災の教育を実施し、施設内・作業場内の危険箇所の点検を定期的に行い、保守安全を確実に行います。危険箇所も可能な限り職員の配慮・工夫をもって、より安全となるよう努めます。
・機械・防災設備などの故障の場合は、必ず専門業者に委託し、職員といえども中途半端には触れないようにします。
・火気・可燃物の状態、保管管理、使用について万全を期する対応に心掛けます。
◆ 避難訓練の実施
所員の生命と施設財産を守るため、火災を始めとして様々な災害の防止に努めます。その一環として定期的に避難訓練を実施し、利用者が安全に避難できることと、職員が的確に誘導及び消火活動できるようになることを目的とします。
これからの消防訓練は本番のように行おうと思います。いつ火災や震災が起きても皆が慌てずに動けるように職員、所員にも一切告知せず、急な訓練でも安全で迅速に避難することが出来るようにしたいと思います。作業中、食事中、などの様々な場合を想定して行います。そして避難訓練は2ヶ月に1回くらいのペースで行います。総合訓練として、消防の人に一年に一回は来てもらい、消火訓練や煙トンネル体験や放水訓練を行います。避難訓練の様子などを見てもらった後評価をしてもらい、所員の避難に対する意識を高めていきたいと思います。
◆ リスクマネジメント(事故防止と支援の質向上に対する取り組み)
・今年度作成する業務マニュアルを活用し、事故防止のための対策を洗い出します。また、その業務マニュアルに従い、業務上のミスによる事故を防止する。
・今年度から事故報告書、インシデントリポートを、責任追及型から対策指向型のものに変更します。そのことにより、同じ事故が再発しないように対策をとります。
・行ってきた支援内容等を記録として残し、情報の開示を必要に応じて行えるようにします。また、そのことで紛争を防止します。
(2)環境/設備整備
施設内を居心地良く、快適な状態で維持するため、生活環境や設備の整備を行う。日々の清掃はいうまでもなく所員の休日に大掃除し、清潔な環境づくりを絶えず心掛ける。また、屋外においても花壇・プランターなどに花を植えるとともに、庭の除草作業等も定期的に行い、美しい環境づくりに努める。
・大掃除 夏期・冬期休暇前に実施する。
・ワックスがけ 年1回実施する。
]T.その他
(1)ボランティア
作業・行事・生活場面・余暇活動を通して、利用者に対する理解を得るようにする。また、継続的に活動可能なボランティアの養成を行います。所員の行う作業の更なる高度化を目指し、各界の専門家から所員・職員ともに指導を受けます。
◆ 作業体験
大学生を対象に所員の皆さんとともに作業を行ってもらいます。そのことを通じて所員が外部の人と触れ合う事が出来るとともに、学生の皆さんも、貴重な体験が出来ます。また、さつき会の次世代を担う優秀な新人の発掘の効果も期待できます。
◆ 音楽療法(第1、第3木曜 14:00〜15:20)
音楽療法では、音楽療法士の指導のもと、歌・手話ソング・ボディーパーカッション・カスタネット・トーンチャイムの練習をしています。また、所員全員が同じことができるように指導しています。トーンチャイムメンバーは、定期的に練習を行い、音の鳴らし方、楽譜の見方を習得しています。今年の活動として、4月17日に行うワークセンター祭りに向けて、歌・手話ソング・カスタネット・トーンチャイムの練習を行っていく。また、より高度な曲を習得し、対外的な発表の場を開拓します。
(2)営業面について
ワークセンターの適正な運営を行うために以下の営業を中心に行います。
◆ 短期入所事業の展開
指定基準の範囲内で短期入所を募集します。
◆ 新規授産事業の開拓
所員の増加とともに、作業が不足してくる事も予想されます。その対策として、新規事業の開拓を行います。
◆ 販路の確保
所員の作った商品を販売する場所を開拓します。また、それに対応し、生産量の確保を図ります。
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げんきっこくらぶほっぷ |
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T.目的
障害のある児童が放課後、土曜日、長期休暇日(春休み・夏休み・冬休み)に通所することにより、児童の健全育成と保護者の養育負担の軽減を図ることを目的としたレスパイトサービスを提供する。
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U.基本方針
・児童が家庭や学校とは別に安心して余暇時間を過ごせる場所となるように児童を「受容」する。ただし集団生活という面もあるため受容しながらも、最低限の社会の基本的ルールを取得できるよう支援する。
・保護者の意見・要望には傾聴する。しかし、「できること」「できないこと」ははっきりと示していく。その2点をバランスよく考慮しながら安心感を与える。
・「ほっぷに行きたい!」と感じてもらえるように、まず児童一人一人をよく知り、信頼関係を築く。
W.日課
平日
14:45
15:00〜16:00
16:00〜
16:30〜18:30
18:30〜19:00
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職員打ち合わせ
迎え
おやつ
自由遊び
保護者迎え
掃除・終礼
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土曜日・長期休暇日
8:00
8:30〜
12:00〜13:00
13:00〜
15:00〜15:30
15:30〜17:00
17:00〜18:00
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職員打ち合わせ
利用者受け入れ 自由遊び
昼食
自由遊び
おやつ
自由遊び 保護者迎え(長期休暇日は18:30)
掃除・終礼
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X.年間目標
平成15年度より開所して2年が経過し、長年の検案事項であった『迎え』が平成17年度には制度的にある程度整えられるようになる。そこでこれまで利用の少なかった対象児童(肢体不自由児)へのサービス提供のあり方を構築していきたい。またスタッフが障害児に対するより専門性の高い知識を習得しサービス提供できるように研修等に力を入れていきたい。
平成15年度、16年度を“ホップ・ステップ・ジャンプ”の“ホップ”と位置付け平成17年度は“ステップ”していきたい。
<子供達には>
☆安心・楽しみにして来ることができる「ほっぷ」
・子供達のペースにあわせた支援
・個別に楽しみを見出す
・統一した対応
a.厳しく対応する場合:本人・他者が大きなけがや生命の危険にある時、またものが破損するであろう時。
b.教える場合:上記以外で社会のルール及びほっぷでのルール(ほっぷルールの構築)
<保護者には>
☆挨拶の徹底
☆「できること」「できないこと」をはっきりとする
☆子供達の成長に合わせ様々な問題を抱える保護者の拠り所となる
Y.年間活動計画
月
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行事内容
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月
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行事内容
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4
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花見
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10
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ハイキング
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5
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ハイキング
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11
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貼り絵(クリスマス) いもほり
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6
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貼り絵(七夕)
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12
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7
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プール
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1
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焼き芋 初詣
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8
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プール
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2
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焼き芋 豆まき
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9
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ハイキング
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3
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ひな祭り
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Z.余暇活動支援
・個別的嗜好を考慮した遊具の準備
・季節を感じるプログラム準備(年中行事・外出・壁面製作・おやつ作り等)
・地域交流
(各対象校との連携・同種施設との情報交換・地域文化施設の利用・学園との交流・河東小福祉教育との交流・河東小学童との交流・各種ボランティア受け入れ等)
[.身辺自立支援
できるだけ自分でできることは自分でするよう支援する。
・荷物の整理整頓
・うがい、手洗い
・ 昼食やおやつの準備等
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