はまゆう学園音楽療法♪
◆ アブラハム・お誕生日仲間


昨年の8月に行われた学園のキャンプで夜のお楽しみキャンプファイアーで「お誕生日仲間」と「アブラハムと7人の子」というダンスをしました。利用者の方達はこのダンスが大のお気に入りです。キャンプ後のセッションでも毎回このダンスをリクエストされるので、今ではセッションの定番になっています。



「お誕生日仲間」は1月から12月まで順番に歌うのですが、自分の誕生月には皆で作った輪の中に入って、踊ったりパフォーマンスをします。利用者のAさんはいつも側転を披露してくれます。特に介護体験の学生さんや実習生の若い女性がセッションに参加しているときは、大ハッスルです。この写真はそのときのです。





そして「お誕生日仲間」と同じくらい大人気なのが「アブラハムと7人の子」です。前回、上田施設長さんがお忙しいなかセッションに参加してくださいました。アブラハムの本当の歌詞は♪アブラハムには7人の子 1人はノッポであとはチビ〜♪なのですが、施設長さんは♪1人はノッポであとはデブ〜♪と大きな声で歌われたので皆さん大爆笑でした。誰がデブなのでしょうか?(笑)


 

 お誕生日仲間。自分の誕生月になる
 と曲にあわせて踊ったり走ったりし
 ます。

側転!豪快です

アブラハムいい運動になります。
● 4月6日

この日一番嬉しかったのはAさんのことです。
学園で音楽療法を始めた当初から、時間になれば部屋に入ってくるのですが、いつも片隅に置いてあるソファーに座って、皆が歌ったり踊ったりするのをニコニコしながら見ているだけでした。声をかけても口チャックの手振り(身振り)をするだけで会話もできませんでした。それが昨年の12月くらいから少しずつ心を開いてくれるようになり、ソファーから離れる時間が多くなり、今回はソファーに座ることはなく他の利用者の方達と一緒に最初から最後まで参加してくれました。

岩男さん(学園の職員さん)と「やったね!」と目配せしました。ここまでくるのに、あの手この手を使って1年以上かかりましたが、粘り強く続けて良かったなと思いました。

● ♪音送り♪



トーンチャイムの黒鍵だけを使って(ペンタトニック音階)音送りをしました。以前、利用者の方達に輪になってもらい、視線を合わせた人に音を送るということをしたのですが、利用者の方達は下を向いてまず視線を合わせるということが難しかったので、今回は輪になって隣の人に音を送るという方法をとりました。私はキーボードでペンタトニック音階の曲「たなばた」「おててつないで」「とんぼ」「夕焼け小焼け」を弾き、利用者の方達はトーンチャイムで次々に音を送っていきます。とてもステキな曲ができました。



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